生活リズムの形成
食事・睡眠・排泄といった基礎習慣を集団行動のなかで身につけていきます
愛着形成を促すスキンシップ
食事・睡眠・排泄といった基礎情緒的な絆が深まり情緒が安定し、人への信頼感を育みます
子育てママの育児相談
子育ての不安や悩みをいつでも相談
情報交換の場を設けたりします
乳児期(0〜2歳)は、著しい心身の発達とともに、生活のリズムの形成を始める時期です。
特に、目・耳・鼻などの感覚は鋭く、泣く・笑うなどの表情の変化や、からだの動き、「あーうー」「ばぶばぶ」といった 乳児ことば( 喃語:まだ言葉にならない段階の声)により、自分の欲求を表現します。
また、保護者など特定の大人との継続的な関わりにおいて、愛されること、大切にされることで、情緒的な絆(愛着)が深まり情緒が安定し、人への信頼感を育んでいきます。中でも、スキンシップは大きな役割を果たすと言われています。
乳児は、この基本的な信頼感を心の拠りどころとし、徐々に身近な人に働きかけ、歩行の開始などとともに行動範囲を広げていきます。
この時期の子どもは、コミュニケーションが取りづらい分、丁寧な保育が必要です。
一方で、この乳児期はとても可愛らしい時でもありますが、コミュニケーションの取りづらさや保護者にとって初めての子育てとなれば、精神的に一番苦しい時期かもしれません。
当園では、この乳児期の保育活動において、「生活リズムの形成」「愛着形成のスキンシップ」「子育てママの育児相談」の3つのことを大事にしています。
乳児保育の方針
0歳児
先生たちの愛情豊かなスキンシップのもと、保育園での生活を十分楽しめるよう保育します。
また、子ども一人ひとりの発達・成長に合わせて生活リズムを整え、基本的な生活習慣を養っていきます。
- 一人ひとりの生活のリズムを整え、生理的欲求を十分に満たす。
- 依存欲求を受け止めてもらい、心身ともに快適に過ごす。
- 生理的欲求を満たしながら心地よい生活を送る。
- 安心できる保育者と十分に関わり、愛着や信頼関係を持つ。
- 安心できる保育者のもと、身の回りのものに興味や関心を持ち、感覚を豊かにする。
- 喃語に応えてもらったり、語りかけてもらうことにより、簡単な言葉がわかるようになる。
- 歌等に反応して手足や体を動かす。
- いろいろな素材の感触を楽しむ。
- 様々な食材に触れ、食べることに興味を持ったり、意欲を持つ。
1歳児
・先生たちとの安定した保育活動の中で、子どもが自分を表現したり、自分で行動しようとする意欲を育みます。
また、保育園での生活を通して、生活や遊び、友だちに興味や好奇心を養います。
- 保育者との信頼関係が深まり、安心して快適に過ごす。
- 保育者とのかかわりやスキンシップで心地よさや安心感を得る。
- 身の回りのことに興味を持ち、自分でしようとする気持ちが芽生える。
- 保育者や友達に関心を持ち、関わりを楽しむ。
- 好きな玩具や遊具に興味を持ち、探索活動を楽しむ。
- 自然に触れたり、戸外遊びを楽しむ。
- 保育者との関わりを通して、生活や遊びの中で簡単な言葉のやり取りを楽しむ。
- 保育者と一緒に歌ったり、踊ったりして楽しむ。
- いろいろな素材や道具で表現する面白さを知る。
- 様々な食材に興味を持つ。
2歳児
子どもが、自分の身の回りの簡単なことができる喜びを味わうよう支援します。
また、先生たちと一緒にお友だちと交わって遊んだり、園での経験を通して言葉が豊かになり、言葉で表現する楽しさを養います。
- 身の回りの清潔や安全に対して少しずつ気づいていく。
- 保育者に受容・共感され、自分の気持ちを安心して伝える。
- 体を動かして遊びを楽しむ。
- 身の回りのことに興味を持ち、自分でしようとする。
- 保育者や友達との関わりの中で、簡単なきまりや約束があることに気付く。
- 園内外の環境に親しんだり、自然に触れ合う中で、様々なことに興味や関心を持つ。
- 保育者や友だちと簡単な言葉のやり取りを楽しむ。
- 言葉数が増え自分なりに伝えようとする。
- 保育者や友だちと遊ぶ中で、見たりまねをしながらイメージを膨らませて遊びを楽しむ。
- 食べることを楽しみ、意欲的に食べようとする。
乳児の一日の過ごし方
子育てママの育児相談
在園児の保護者の方を対象に、子育て相談・支援活動を行っています。
「家族・親族以外で、気軽に育児相談できる相手がほしい」
「他のママさん達と交流したいけど、きっかけがない」
「相談するほどじゃないけど、ちょっと他の人に聞いてみたい事がある」
このような声にできるだけお答えするために、親子参加の行事イベントの開催や、育児相談に対応しています。
よくある質問のページもご覧ください。